最近は美術館ばかり行っています。
週に三回とか行っていて、三日空くと「行きたい行きたい!」となり殆ど中毒状態です。
というと「すごく美術マニアで、じっくり鑑賞しているんだろうな」と思われるかもしれませんが、そうでもありません。観覧の時間は30分くらいで、好きな絵の前に10分程度、あとは数秒で見終わってすいすい歩きます。美術への追究心もあまりなく、美術評論を読むほうがたのしい生粋の言葉愛好家だと自分で思っています。
好きな絵を好きな時に見たいな~って感じ。
推し美術館は福岡市美術館!
ぼくは福岡県在住で、遠出がめんどうだし方向音痴レベル宇宙級なので、近くにしか基本行きません。旅行の時についでにくらい。
福岡市美術館は「樹間と鳥」という深紅の絵画がとても好き。この風景へ還りたいとつよく想います。神秘的な童話を子供の時に読んだ際の独特な陶酔をこの絵画はぼくにくれるのです。
福岡市美術館のサイトに載っています。画家の名前は「川口規外」。
最近そういえば赤がすごくすごく好きです。
赤津亮になります(嘘)。
昨日は福岡アジア博物館に行ったのですが(二日連続で行った)、帰りに千円で安かったのでレンガ色のかわいいジャージを買いました。
最近1000~2000円くらいでスポーツウェアめっちゃ買ってます。
好きな画家はフランシス・べイコンで、このひとにはそこそこ興味があり、評伝とインタビューを大金払って買いました。5000円ずつくらい、両方で一万円...。勝った直後にちくま文庫で1000円くらいで出たときはショックでした。
あとはモロー、ムンク、エゴン・シーレ、クリムト、ルドン、平野遼、鴨井玲、あとなんかいっぱいいますけど、名前を忘れやすいです。
坂本健の絵画を所有しています。
「ボーラーハットをかぶった黒マントの詩人が月の下にいる絵」というのを注文して、届いた絵画はびっくりするくらい好み。SNSで宣伝しはじめた初期に一目惚れして、めっちゃリツイートしまくってたのを理由に、安くしてくれました。
見たい方いるかな? ぼくは携帯をもっていないので、写真を撮るときに借りなきゃいけないからぱっと撮れないのだ...。
でも、芸術っているのはぼくの美術に対する距離感くらいがきがるでとっても楽しいのかもしれません。
最近博物館で学芸員をやっている友人と、「有名な画家じゃなくても、そのひとにとって刺さる絵画を一生懸命働いたお金で買って、画家が有名になって自慢の種になるとか価格が上がるかとか気にせずに一生大切にしていけたら、それはすごく素敵な芸術への愛だよね」という話で盛り上がりました。
ぼくの詩や小説も、だれかにとってのそんな存在になりたいな。