伝えたいことはタイトルで終わりです。
視界がまっしろへ剥がれるような怖ろしさがあります。無機的です。氷のように冷たく、鋼のように硬い。それがまっしろな花となって空へとび、こつぜんと裂け剥がれた風景はきっとこんな音楽でしょう。
言葉でいうと、二階堂奥歯と川野芽生に雰囲気が近い気がします。我は受け入れられない、我は是認されない。絶対に。
ただそこでそがままに美としてあってほしいと祈るほかはない。バッハの宗教音楽はぼく等を赦しなんかしていない。否定の鞭はそら降らす天上のそらなみだのゆびさき。